通変星


ここのポイント

通変星とは、日干(時柱の天干の五行)から見て、陰陽のどちらになるのか?相生・比和・相剋のどこになるのか?を判断する指標です。

各通変星の位置やバランスから運勢への影響を推命していきます。

 

※四柱推命を統計学的にとらえている流派では、通変星を重要視しています。

調候用神法では、全体のバランスを判断する指標にしていますので、通変星だけで、性格や運勢の吉凶を判断することはありません。


相生、比和、相剋の関係図
通変星の関係

占う人の日干を基準に、命式の中にある五行がどこに当たるかを分類する指標です。

例:日干の五行が「木」で、十干では「甲」の人の場合

 

「甲」が「比肩」に当たり、「甲」は陽の木ですから同じ陽の十干であれば、比肩(甲)・食神(丙)・偏財(戊)・偏官(庚)・偏印(壬)になり、十干が陰であれば、劫財(乙)・傷官(丁)・正財(己)・正官(辛)・印綬(癸)に分類されます。

 

言葉では、分かり難いと思いますので、通変星の早見表を掲載しますので、見比べてください。


通変星が表すもの

通変星があらわしているモノには色々な事がありますが、ここでは「表わすもの」を覚えてください。

 

その人の本質を推命する上でポイントになります。

 

※通変星の視点から判断する四柱推命の本質判断になります。

あくまでも、初心者用で統計的な視点です。


語句説明

「相生」・・・自分が相手を生じる、相手から生じられる組み合わせ

「比和」・・・同質同士の組み合わせ

「相剋」・・・自分が相手を傷つける、相手から傷つけられる組み合わせ

 

 

 


このページのまとめ

このページの前の項目で、十干十二支の法則について紹介しました。

精度の高い推命を考えている方は、 十干十二支の法則も理解しておく必要がありますが、簡単に人の本質を知りたい方は、通変星を知れば推命は可能です。

ただ、統計的な側面だけになる点からと推命の精度は低いことは了承ください。

 

※通変星は、九星気学では、方位出しや相性。算命学ではその人の性格などの指標になっています。