命式の作成③「節入り」

ここのポイント

命式作成時の注意点について紹介します。

東洋の暦では、1年始まりは2月4日前後にある立春の「節入り」からスタートします。また、月の始まりもその月の「節入り日」からその月の干支を使いますので、節入り以前の日であれば、前月の干支になります。

具体例を使いながら説明します。


例:2016年1月10日生まれの命式

1月10日は、「節入り前」になりますから年柱の干支は「乙未」で2015年です。

1月10日は、2016年1月の「節入り日」を過ぎており「己丑」で、日柱は「辛卯」です。


例:2016年1月4日生まれの命式


2017年1月4日は、年柱は同じですが、1月の「節入日」り前になりますので、2015年12月の干支が月柱になり「戊子」が月柱の干支です。日柱は「乙酉」です。

 

☆時柱の干支や通変星の求め方は、前回の命式作成②で紹介した内容と同じです。


※「節入り日には時間的な基準」もあり、例えば2月4日の0時58分を過ぎるとその月の節入りになります。

 

各月に節入り日、節入りの時間も違いますので、注意して命式を作成してください。


このページのまとめ

 

 

東洋占術では、1年の始まりや月の始まりは「節入り」からであることがポイントになります。 

 

 

「命式を作成する時の注意点」

 

・生まれた月が2月4日以降の「節入り」を過ぎているか?

・月の「節入り日」を過ぎているか?

・節入り日当日であれば、「節入りの時間」は過ぎているか?