外格法

身弱、身中、身旺などの内格に対して、それ以外の命式を外格と言いますが、ここでは代表的な外格の特徴を紹介します。


強旺格

「比肩や劫財、印星が多く、これを破る官星や財星が無い命式」

 

外格にも上格と外格があり、上格を良とします。

この場合の上格は、食神傷官が1~2有ると上格になります。

強旺格の運勢は、名前の通り非常に強く、自分の思うように人生を生きていけますが、破格すると状況が一変します。運勢の波が高い分、落ちる時は一気に下降し、命の危機や破産などの波が訪れます。

破格は、大運で、官星や財星が巡って来る時です。

従児格

「日干が弱く、食神や傷官が多く、比肩や劫財、印星が無い命式」

 

技術や芸術で力を発揮する命式です。

 

従財格

「偏財、正財が集まり日干を助ける比肩や劫財、印星が無い命式」

 

お金に関して困ることはない命式ですが、破格すると命以外の物を失います。

破格の対策としては、公務員などの堅い仕事についていると、ダメージは少なくなります。

 

また、財星は自分の妻や子供も意味しています。

化気格

「日干が干合して命式全体が同じ五行になる命式」

 

化気格には、化木格・化火格・化金格・化土格・化水格などがあります。

また、化気格は、強旺格に一つになります。

 

アイデアが豊富で、成功すると言われています。

従殺格

「日干の比肩が1つ、財星が1つで、残りは官星の命式」

 

人から好かれ、自然に豊かになると言われています。

 


外格の命式は、力量に変化がない間は、強い運勢の中にいますが、大運で、バランスを崩す(破格)と、状況が一変し急激な運勢の下降が訪れる命式です。外格の方を鑑定する時、一番気を付けなければいけないポイントは、破格の時期になります。

 

特殊な命式の方は、人口の1~2%程度いると言われていおり、外格の方を鑑定した経験があります。