天干と地支の力関係

天干と地支の組み合わせにより、力量の変化が起こります。

天干と地支が、相生や相剋など、どのような状態かを判断することも命式の力量を決定する上で重要なポイントです。

しっかり通根するためには、天干と地支が良い関係でなければいけません。尅す関係であれば日干の力量は弱められます。
干支の関係

 

☆専旺干支

 

天干が甲で地支が寅などの組み合わせなどでは、天干と地支が同じ木の五行になり、大地にしっかり根を下ろした状態です。この様な結びつきは、非常に強く例え冲剋を受けても潰れにくい関係です。

 

☆扶干干支

 

天干が丙で地支が寅などの場合は、天下が地支より生を受けますので、専旺干支に次いで結びつきが強くなります。

 

☆漏干干支

 

天干が戊で地支が申などの組み合わせの場合は、天干が地支を生じる組み合わせになりますので、天干は地支にエネルギーを漏らすため弱くなります。

 

☆蓋頭干支

 

天干が庚で地支が寅などの場合は、天干が地支を尅しますが、天干はエネルギーを使いますので、弱くなります。

 

☆さい脚干支

 

天干が乙で地支が酉などの場合は、地支が天干を尅す関係で天干の力は最も弱められます。

 

 

 

 

力量を判断する上で、天干と地支の組み合わせは重要です。

命式中に冲剋などの日干を弱めたり、通根を壊す作用があっても、専旺干支などの関係が有れば根は保たれますし、さい脚干支など天干の力を弱める組み合わせがあれば、力量を弱めます。

 

力量を判断する上で、頭に入れておく必要があります。