相性を判断するポイント(本質との関係)

相性を判断する上で、推命上重要なポイントは前項にも書きましたが、「自分の用神を相手が持ち、相手の用神を持っていてお互いに補い合っている関係がベスト」です。

 

ただ、現実的にはそのような組み合わせは稀です。

 

お互いに相手を助ける用神を持っていなくても仲のいいご夫婦や恋人はいっぱいおられます。

 

なぜでしょうか?

自分や相手の本質を知れば、相性も良くなる

極端に身旺の男性と身弱の女性が交際したとします。

男性は自己中心的な考え方を持っているので、身弱の女性にとっては自分を引っ張っていってくれる頼りになる男系として受け取るかのしれませんし、逆に身勝手と受け取るかもしれません。

頼りになる男性と受け取った女性にとっては、この男性は自分にとって必要な男性になります。

また、身旺の男性と身旺の女性が付き合うと、お互い自己主張が強く交際した最初の段階では、会話のスピード感も合い、心地いい関係ですが時間の経過と共に自分の考えを否定されたり意見が対立することが起こりストレスを受ける相手になります。

 

重要な点は、相手の事が信じれる相手なのか?将来にわたって付き合いって行っても良いと思えるか?ですから、そう思うのであれば、まず自分自身がどんな本質を持っている人間なのかを知る事と、相手にもそこを理解してもらえば、関係は良くなりますし、良い相性になります。

関係が続かない例と対策

私の所にいらっしゃる方で、離婚歴2~3回の方の相談で「結婚しても結局、うまく行かないんですが、なぜですかね...」と相談を受けたり、婚活中の方で「付き合っても長続きしなんですが...」と相談を受ける事があります。

 

このような方は、ある程度皆さんに共通していることがあります。

好きになるタイプと、ぶつかるタイプがいつも同じと言うことです。

 

例で説明すると、①身旺の男性で好きになるタイプはしっかり者で自己主張もしっかりできる女性(身旺)に魅力を感じ恋に落ちる人ですと、前項にも書きましたが、付き合っているうちに意見の対立やお互い考え方を変えない事による歪が起こり関係が壊れてしまいます。

また、②身旺の女性で母性が強く「私が何とかしてあげたい」との思いが強い方は、好きなる男性は身弱で頼りない男性に魅力を感じて交際を始めますが、付き合いが長くなると相手の頼りない面が嫌になり歪が生まれ好きな気持が冷めてしまう事になります。

 

①の場合であれば、好きになる相手を自分の意見や考えを受け入れてくれる相手にしておけば、男性にとってはストレスがかからない相手で良い関係が続きます。この場合、女性は身弱で男性に付いていくタイプであれば女性にもストレスがかからず良い関係になります。

ポイントは、外見など外に現れている部分ではなく、相手の内面が自分にとって安心できるタイプかどうかが重要です。

 

②の場合は、好きになる男性は日頃は、おとなしく口数が少なくても責任感や自分の考えを持っている男性を選択すると、良い関係が作れます。

 

良い関係を築く為の結論ですが、まず自分自身が安心できる相手を選ぶためには、自分自身をどんなタイプなのか理解しておく必要があります。そこを理解しておけば付き合いう相手も見えてきます。

 

理想は、最初から好きになるタイプと安心できるタイプが同じであることですが、付き合っても関係が長続きしない方は、一度この点を見直すことをおすすめします。

 

めぐり会いのタイミング

自分にとって良い相手との巡り会うタイミングですが、四柱推命で運勢を好転させる重要な因子として用神があります。この用神が大運や年運で巡る時に出会った異性は基本的に良い相手である可能性が高くなります。

 

用神が来ている時は、自分に不足していたり過剰にある要素を調整してくれますから、結果的に判断力にも良い影響があり、好きになる相手も自分に合った相手である可能性が高くなるからです。

 

注:四柱推命も流派によっては、三合会局、方合、干合など十干の結合変化を起こす時が、良い時期と判断する事もありますが、私の考えはこの時期は肉体的な結合を表し精神的な結合は起こりにくと考えています。

この時に、どのような現象が起こりやしぃかと言うと、不倫など将来的に幸せになりにくい関係に陥りやすい罠が仕掛けてある流れです。

相性の良い相手と巡り会うポイントのまとめ

①日干の力量や通変星の偏りを正確に判定し、「本質」を見つける。

②大運などの影響を加味し、「用神」の変化を見つける。

③自分にストレスのかからない相手を意識する。

 

以上が、四柱推命を使って、相性の良い相手と巡り会うためのポイントです。

 

また、ある程度お互いが自分をコントロールし協調する意識が出てくる関係は、四柱推命で相性は悪くても現実的には良い関係です。