四柱推命は、自然科学から生まれました...

「四柱推命って統計学ですよね?」と時々質問を受けることがあります。
答えを先に書くと、「統計学と答える方もいれば、統計学ではなく自然科学と答える方がいます。」
統計学的に捉えられている四柱推命は、①通変星・十二運・神殺などの組み合わせを重視した推命方法で、コンピュター占いなどを指しています。
この推命方法は、運勢の時間軸を年柱(幼児から青年期)、月柱(青年期から壮年に)、日柱(壮年期から60代)、時柱(60代から晩年)に当てはめ通変星の吉凶で運勢上の出来事や時期を推命する方法ですが、運勢で起こる事象の発現時期や原因を細かく推命するには不十分です。
それに対して、四柱推命を自然科学と考え、大運や歳運と元命式との相剋・相生や力量の変化を推命していくやり方があります。
この推命方法も大きく2種類に別れます。
②月令より格局を定め、それを基本に必要な星を見つける格局用神法。
③元命式が備えている十干十二支の関係を重視し、用神を見つける十干鑑法。
①の方法は、一度用神決めてしまえば、その後の用神の変化は余りありませんので、運勢の流の中で変化していく用神を適切に見つけるには向いていません。
②は、元命式の星の相互関係によって、命式中の一番強い星など大事な通変星を見つけ、それを基準に用神を見つけていき運勢の変化に用神も対応していきます。
③は、元命式から十干の持つ性質を元に運勢の遺伝子を見つけ、大運や歳運などの将来の運勢の変化など運勢がどの様な影響を受けるかを具体的に細かく推命していきます。
※用神:運勢を上昇させたり下降を止める因子で、様々な組み合わせがあります。
説明が、分かりにくと思いますので、ザックリ言いますと、一度用神を決めてしまえば、ほとんど用神を変化させないやりかたと、大運などの要因により用神も変化させ、その時に適した用神を見つけるやり方の違いです。
四柱推命にも色々な流派がありますが、その理由は、①②③の組み合わっせによる違いだと思います。
勿論、独特に発展した流派もあると思いますが...(;^_^A
私は、自然科学的な学問として考えています。
その理由は、一番具体的に運勢で起こるイベントやその時期と対応策を見つけられるからです。
※ホームページで、「四柱推命の勉強」を更新しておりますが、その内容は初心者の方にも分かりやすくするために、統計学的な推命方法の簡易版にしております。
その理由は、自然科学的な推命方法をホームページで紹介するには、情報量が多いことと難解な点からです。
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