自分自身を日干「比肩」とし、命式の星のバランスは人それぞれ違いますが、その指標になるのが「通変星」です。
大きく分けると、①「比肩劫財」②「食神傷官」③「偏財正財」④「偏官正官」⑤「偏印印綬」の5つのグループに分かれます。
命式を見てこれらの5つの通変星の偏りがその人の本質にどの様に影響するのかを紹介します。
通変星が偏った時の作用...
☆比肩劫財が強い場合
比肩劫財は自分自身に直接関連した星になりますので、この星の比重が高いと、自信家・自己中心的・身内との関わりを大切にするなどの本質が強くなります。
社会生活においては、積極的で向上心もあり企業の中で頭角を表しやすい方です。
反面、自分より弱い人の気持ちを理解しにくい面があります。
☆食神傷官が多い場合
自分のエネルギーエネルギーを漏らす星ですから、他人のために何かしてあげたいとの思いが強く、優しい方です。
また、アイデアも豊富ですが、反面色々な事に興味があり移り気な側面があります。
自分の好きな事には打ち込めますが、他人からの指示などはストレスを受けるため、サラリーマンには向いていないところがあります。
☆偏財正財が多い場合
財や異性(男性)に関連した星ですから、財の面では金儲けの話が舞い込みやすい方です。
ただ、甘い話にのりやすく欲が出て、失敗する可能性が高くなります。
異性関係においても慎重に行動しないとトラブルに会いやすいことになります。
☆偏官正官が多い場合
正義感が強く白黒をはっきりさせた星です。異性(女性)に関連しています。
自分のが正しいと思うことを押し通す傾向が強く、相手に対する思いやりに欠ける傾向があり、人間関係でのトラブルが起こりやすい方です。
女性は、恋愛や結婚で苦労する可能性が高くなります。
☆偏印印綬が多い場合
自分を助ける星ですから向上心やプライドに関連しています。
自己研鑽の気持ちが強い反面、周りから認められたい願望があり、自分を否定されると過剰に反応してしまう傾向があります。
女性では、仕事にのめり込むと恋愛より仕事を選択し婚期を逃したり遅れる傾向があります。