東洋占術の理論(陰陽五行思想)

ここのポイント

 四柱推命を始め東洋占術は、陰陽五行思想が推命の基本ですので、陰陽五行の関係を十分に理解しておくことが、習得の近道です。


「陰陽思想」

陰陽五行
陰陽五行

宇宙は「混沌」から始まり、その後、物質が陰と陽に別れ構成されていると言う理論で、この理論は、西洋にも存在し西洋占星術の12の星座でも、男性星座、女性星座の二分されており、陰陽の理論が根底に流れています。

 

✱陰陽の概念(陰と陽)

 

女:男  月:太陽  地:天  夜:昼  暗い:明るい  柔:剛  消極的:積極的  偶数:奇数  精神:肉体  植物:動物  空間:時間  現実:精神  冬・秋:夏・春

 

陽の気と陰の気に全てのものが分類され、両方の気が引き合って調和をとります。

逆に見ると、陽と陽、陰と陰は反発し合う事になります。

「五行思想」

相生と相克、比和
五行思想

 

万物は、「木・火・土・金・水」の5つの元素から構成されているという思想です。

 

5つの元素の関係には、元素を生み出す関係と元素を傷害する関係と同じ元素が強める関係があります。

 

 

 

✱相手を生み出す関係(相生) 図の実線 

 

「木生火」

木が燃えることによって火が生じる

「火生土」

火が燃え尽きると、灰(土)になりる

「土生金」

土が集まり鉱山になり、金を生み出す

「金生水」

金は冷え、表面に水が生じる

「水生木」

水は植物を成長させ木になる

 

✱相手を傷害する関係(相剋) 図の点線 

 

木剋土」

木は土から栄養をすいとる

「土剋水」

土は水をすいとったり、濁らせる

「水剋火」

水は火を消す

「火剋金」

火は金を溶かす

「金剋木」

金(刃物)は木を切る

 

✱同じ五行で自身を強める(比和)

 

自分と同じ五行で、自分自身を強くする

 


「十干」

五行を陰陽で見ると、5☓2で10の元素に分かれます。

 

木⇒甲・乙  火⇒丙・丁  土⇒戊・己  金⇒庚・辛  水⇒壬・癸

 

※十干に関しては、以後のページで性質等説明します。ここでは、10の元素があることを知ってください。

 


このページのまとめ

✱「陰陽思想」とは、物質は陰と陽で構成されていと言う思想

 

✱「五行思想」とは、万物は「木・火・土・金・水」の大きな分類で、5つの元素で構成させている

 

 

「相生」「相剋」「比和」のどれが良いのではなく、生まれ持った五行のバランスを良くするために、必要な元素を見つけることが運勢上昇につながります。

 

※自分の五行がどれか知れば、よくある星占いレベルの占いができます。 

自分の五行を相剋する日は、運の悪い日で、相生したり比和する日は運の良い日など、その日の運勢を占えます。

 

ここでは、五行が互いに影響していることを理解してください。

 

 

 


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