運勢の時間軸を推命するための重要な基準に「大運」があります。
生まれ持った五行と季節に対して、大運は運勢の季節変化を推命する要素です。
10年単位での運勢の流れや変化を見る指標で、スタートの起点は人それぞれ違います。
大運は季節変化を推命する指標ですが、生まれ持った五行が木で季節が夏の方に、大運で暑い夏の大運が来ると、水不足になり木が枯れますので、その時の運勢は下降します。
また、大運の中に必要な水が含まれていると、運勢を上昇させます。
大運を見ると、仕事運、健康運、恋愛運など幅広く運勢全体の流れを推命することができます。
大運は10年間を単位とし、10年毎に変化していきます。
✱大運のスタートは、月柱の干支が起点になり男女の年柱の干支の陰陽で順行と逆行に分けられます。
✱順行とは、月柱の干支を起点に十干は甲乙丙丁~壬癸の順に、地支は子丑~戌亥の順に進んでいきます。
順行運:陽年生まれの男性と陰年生まれの女性
✱逆行:月柱の干支を起点に十干は甲癸壬~丙乙の順に、地支は根亥~寅卯に進み順行の逆に進みます。
逆行運:陰年生まれの男性と陽年生まれの情勢
✱立運:大運のスタート地点の年齢で、10年サイクルで進行します。
例えば立運が5歳の場合は、5.15.25.35.45.55.65.75歳...になります。
✱立運の計算
順行の場合:生まれた日から次の月の節入り日までの日数を3で割、四捨五入した数
逆行の場合:生まれた日から前に戻って、最初に出会う節入り日までに日数を3で割、余りを四捨五入した数
(昭和53年6月8日 午前3時生まれ 女性) 陽年生まれの逆行運
✱昭和53年6月の節入り日は、6月6日で節入りから3日後なので、3÷3=1で、立運は1年になり
1・11・21・31・41・51・61歳...と変化して行くことになります。
※天干地支の流れも逆になります。
接木運は運勢の季節の変わり目をさしています。
大運の変わり目の前後3年間程度は、何事にも注意が必要な時期になります。
人間の体と同じように、季節の変わり目は体調不良が起こりやすいイメージです。
このページのまとめ
大運は、運勢の季節変化を推命する要素で、四柱推命に於いては重要です。
今まで良い運勢であっても、大運の変化で運勢が下降したり逆に上昇に転じる事が推命できます。
大運・順行・逆行・接木運などの意味を理解してください。
☆大運のパートから運勢を推命する内容になります。