まとまりを表す合法の逆で、破壊や離散を表す散法があります。
ここでは、散法の中で一番重要な「冲」を紹介します。
「冲」以外の散法として「害」「刑」などもありますが、影響力の少ない点から割愛します。
対角線上にある十二支で、陽と陽、陰と陰の組み合わせの十二支です。
磁石と同じイメージで、お互いに反発しあう関係にあります。
お互いの気がぶつかり合い、気が静止してしまうため物事が停止する現象が起こります。
例えば、仕事を辞めるなど現状から180度転換する可能性が出てきます。
ただ、一度壊れて新たな展開にもつながります。
✱相剋の関係
子⇒午
申⇒寅
酉⇒卯
亥⇒巳
子・申・酉・亥が相手より力が強い
✱比和の関係
未⇔丑
戌⇔辰
相手を剋すことはない関係
このページのまとめ
「冲」は、方合などに比べると強い力はありませんが、五行のバランスを判断するうえで、重要です。
「相手の力を弱める関係」です。